趣味とか呟きとか

趣味ブログ。端的に言うと自己顕示欲の置き場所。絵を上げたり、本の感想書いたり、長い呟きとか。

小説の進捗

以前から小説書いてるって言ってて1つもあげてないので若干残ってるアルコールと深夜テンションの力を借りて、拙著の最初の出来てる所を出してみる
めっちゃ恥ずかしいけど、
父さん母さん、俺頑張るよ!


目が覚めた
頭がぼんやりとしている
何だ、ここは…というか私は何だっけ
あたりを見回す
白いテーブル、白いランプ、白いベッド。
何もかもが白い世界だった
ピッという音が聞こえ、次に何かの駆動音だろうか、ウィィン…という音が聞こえてきた

…ザザッ、ビィー、ザザッ
ノイズがうるさい

"おはようございます。お体の具合はいかがでしょうか?"
どこかのスピーカーを通して声は聞こえてくる

問われたが、状況が飲み込めず、何とも答えられなかった

"…少し意識が朦朧としているようですね。
薬を打ってみましょう。"

それは…と考える間にベッドから出てきた鉄のベルトが身体を固定し、横から注射器のついたアームが出てくる
な、なんだこれは…
そう思った瞬間、首筋がチクリとし、薬液が注入された
針を抜かれると、拘束は解かれ、意識がハッキリとしてきた
再び声が聞こえてくる
"おはようございます。お体の具合はいかがでしょうか?"

"…悪くはない…。"

"ご自分の名前、出身地はわかりますか?"

名前、出身地とはどういう意味だろうかと少し考え、どういうものであったかを思い出す。
しかし肝心の答えは思い出せなかった

"…わからない…。"

"貴方の職業は?"

"わからない"

"配偶者、子供の名前は?"

"わからない"

他にも色々なことを質問されたが答えられた物は一つもなかった
わからないことが多すぎると自覚した途端、不安感が募ってゆく

"最後に何か聞きたいことは?"

"私は…何者なんだ?"
藁をも掴む気持ちで問いかける

声が答える
"貴方の存在の意味はこれから決まるのです"

"それはどういう意味だ"

"決まればわかります"

"……"
納得がいかない

"安心してください。悪いようにはならないはずですから"

そこが問題ではないはずだが

"そろそろ時間です"
そう聞こえるとともにドアがサッと開く

"では、よい時間を"

再び鉄のベルトが出現し、体を拘束する。
ベットが膜によってカプセルの様に包まれ、ドアの前に移動する
そしてドアの外へ出た瞬間、緩やかに加速を始めた。
外の景色がみるみる後ろに飛んで行く
少しするとoutという文字が書かれた出口らしきものが見えてきた。
カプセルはさらに加速し、光の中に飛び出した。

目を開けて顔を横に向けると種々様々なビル群が眼下を通り過ぎているのが見えた
地上から800メートル位だろうか
高いことは確かだ。
自分は今、チューブのような物の中を通っているらしい。
よく見ると他にも同じような透明のチューブがビル群の間を何本も通っている
これがここの交通手段の1つなんだろうか
首を動かして後ろを見ると白い塔の様な建物が厳かに建っていた
管理局への入局を承認しました
目の前の膜にダイアログが表示されたが、それはすぐに消えてしまった

"管理‥‥局‥‥?"
一体何を管理しているのだろうか。そもそも自分はなぜそこに向かっているのだろうか


って感じです
あまりうまい文ではないけれどこれからも頑張る